新しい内視鏡
システムの導入
内視鏡は胃や腸などの消化管粘膜を直接観察できるため、病気の早期発見、早期治療にたいへん有用な医療機器です。
内視鏡検査は苦しい・つらいという認識が広まっていますが、医療機器の進歩と医師の技術向上で、患者さんの苦痛も相当軽減されています。
定期的な内視鏡検査で病気の早期発見、早期治療を目指しましょう。
ELUXEO8000
(富士フィルム)
当クリニックでは、富士フイルム社製の最上位機種であるELUXEO8000システムを導入致しました。ノイズ低減処理や調光制御によって、奥まで明るく鮮明でハレーションを抑えた画像を実現します。また、高出力4LEDを搭載しており、短波長から長波長まで網羅した光を照射し、白色光観察、BLI観察、LCI観察が可能です。BLI観察は、血管や表面構造などの観察に適しています。LCI観察は、粘膜の微妙な色の違いを強調し表示できます。患者さまや状況に応じて適切に観察法を選択しつつ精度の高い内視鏡検査を行っています。
画像強調観察:「BLI(Blue Light Imaging)」や「LCI(Linked Color Imaging)」
BLI(Blue Light Imaging)観察
短波長狭帯域光の照射により得られる高コントラストな信号に対して画像処理を行い、血管や表面構造などの観察に適した画像を表示します。
LCI(Linked Color Imaging)観察
上部内視鏡
細型スコープ
経鼻内視鏡の最新鋭機種であるEG-840Nを導入し、LED光源による高度な観察が実現可能です。先端部径5.8mmの極細スコープでありながら、経口スコープに迫る高画質を実現しております。
経口スコープ
経口内視鏡はEG-840TPを導入しています。以前のスコープより2ミリ細く、先端部径が7.9mmとなりました。CMOSセンサーを搭載し、より鮮明なFull HD画像で観察が可能となります。
下部内視鏡
大腸内視鏡の最新鋭機種であるEC-760P-V/Mを導入しています。
【硬度調整機能】
操作部に組み込まれた硬度調整リングを回すことで、スコープ軟性部の硬さを任意に調整することが可能となり、スムーズに深部まで挿入することができるようになりました。